防府市卓球協会の会長である国重博氏が、令和5年3月31日をもって、長年支えてこられた同協会を勇退されましたことを、卓球関係者の皆様にお知らせいたします。
国重氏は13年間、会長として防府市卓球協会を率い、過去の実績と指導力で多くの卓球選手たちを育成し、同協会の発展に大きく貢献されました。
防府市卓球協会には、国重氏の意思を引き継ぎ今後も発展を続け、地域社会に貢献され、愛される協会として、引き続き活躍されることを期待します。
最後に、国重氏の長年のご尽力に心から感謝いたします。
以下が、令和5年4月28日、ソルトアリーナ防府で国重氏にインタビューをさせていただいた内容です。
問1 防府市卓球会長にいつ就任されましたか?
平成22年に防府市卓球協会の前会長である阿部好幸氏が退任された後、令和5年3月31日までの13年間、防府市卓球協会で会長職を務めました。
会長の就任前は理事長を6年、理事を2年務めましたので、防府市卓球協会の役員として21年間お世話させていただいたことになります。
その功績が認められ、令和3年11月23日に5年に一度の防府市功労者表彰(芸術文化体育功労賞)を授賞いたしました。
問2 防府市卓球協会の会長を13年務められた中で、一番印象に残ることは何ですか?
「1番、2番、3番でもないのですが」、やはり大きな大会・イベントを開催したことが印象的でした。
なかでも、5年前に山口市出身の石川佳純選手を招き「石川佳純卓球教室」が開催できたこと、平成24年4月15日に防府市のソルトアリーナで開催された「第21回日本卓球リーグ・ビッグトーナメント山口大会」に石川佳純選手と野田学園出身の吉村真晴選手が出場し、大会を盛り上げてくれたことが大きな印象として心に残っています。
問3 年齢的な理由により、会長の座を後輩に譲られたとお聞きしたが、自身は今後も卓球を続けていく予定はありますか。
現在は職を退いて、とても自由な気持ちです。体力が許す限り、卓球ができなくなるまでプレーを続けたいと思っています。勝利よりも楽しむことを目標にしたいと思いますが、今しばらくその心境に達するまでは時間がかかるのかなと思います。
問4 防府市卓球協会を支えてきた国重さんから今後の協会の発展に向けてどのようなアドバイスがあるのか、教えてください。
協会の発展には「人」が重要であり、組織を支える人材に注目する必要があります。「順番制」や「くじ」で決める協会ではなく、協会のために尽力する意志のある人材を探すことが重要だと思います。そして、協会内に問題を引き起こす人物がいたとすると、協会の発展に大きな障害になるため、そのような人物の登用は避け、協会に良い人材が集まるように努めることが重要であると考えます。
問5 若い卓球選手たちに対して、国重さんがこれまでに伝えてきた言葉や教えがあれば教えてください。
年齢に関係なく、私が好きな言葉があります。上原浩治元プロ野球選手の「練習は裏切らない。結局は努力した奴が勝つと思っている。」また、俳優の東山紀之の名言、「稽古では本番のように、本番では稽古のように芸ができたら最高の演技になる。」私流にすると、「練習では試合のように、試合では練習のようにプレーができたら必ずいい結果が付いてくる。」
問6 山口県男子卓球界が野田学園の一強時代が続いていますが、この現状について伺います。まず、私の意見を述べさせていただきますので、その後に国重さんのご意見をお聞かせください。

末富: 山口県は、教育振興基本計画において、「未来を拓くたくましい『やまぐちっ子』の育成を目指しています。」とありますが、野田学園高校・中学校の選手のほとんどが県外出身であるため、県内の子ども達にとっては夢や希望を持ちにくい状況があるのではないでしょうか?
国重: 野田学園が山口県の男子卓球界で一強を築いている状況は、一方で強さを誇示することができる良いことでもありますが、強すぎて他のチームに勝ち目がない状況になると、山口県の卓球界全体にとって問題が生じることもあると思います。
末富: 本日はお忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。
聞き手:NPO法人レジェンドMIGITA 専務理事 末富義和
◆国重博氏の主な成績と受賞歴について
・15才 山口県中学校体育大会 シングルス優勝
・18才 全国高校卓球選手権大会(インターハイ)シングルスベスト8
・19才~29才 山口県卓球選手権大会 シングルス 優勝8回
ダブルス 優勝5回
中国選手権大会 シングルス 優勝2回
・定年退職後
全国ラージボール大会 シングルス 優勝6回
男子ダブルス 優勝1回
混合ダブルス 優勝3回
西日本ラージボール大会 シングルス優勝9回
男子ダブルス 優勝6回
混合ダブルス 優勝8回
・平成14年~令和3年までの表彰
防府市体育協会優秀選手賞 11回
防府市民栄光賞 7回
山口県卓球協会優秀選手賞 9回
山口県体育功労賞 1回
防府市スポーツ功労賞 1回